大井茉美(茨城)
現在は茨城を活動していますが、出身地である山口から、萩焼の土なども取り寄せて使用しています。自分のルーツでもある萩焼の、温かみのある色合いや質感を大事にしつつ、イッチンで細かな絵柄を施したり独自の釉薬を調合することで、オリジナルかつモダンな作風を目指しています。動植物をモチーフとした作品が多く、普段使いしやすい食器類から、オブジェ寄りの花器なども作っています。幅広い世代の方々に焼き物の良さを知って貰い、色々な形で暮らしの中に取り入れて貰えたら、という気持ちで日々轆轤を回しています。 また私自身、縁あって守谷市に十年以上住み、つくばエクスプレス線沿いの地域の人口の増加、及び街の発展を肌で感じてきました。加えて自然環境も豊かなつくば周辺は、クラフトフェアのようなイベントとも親和性が高いのではないかと、作家活動を始めてからずっと考えていました。この度、つくばで新たなイベントが開催されることを、地域住民としても大変喜ばしく思いますし、近辺の皆さまとも作品を通じて交流できたら幸いです。
-来歴-
山口県防府市佐野玉祖窯(たまそがま)に生まれる。大学卒業後、勤めをしながら、父、大井正則に師事、陶芸を学ぶ。
2017年より茨城県守谷市を拠点に本格的に陶芸活動を開始。
2018 – 2023
東京:青山桃林堂ギャラリー、カタカナ自由が丘にて作品を発表。
山口:ギャラリー写楽、ギャラリーラ・セーヌ、ギャラリー三匹の猫 にて作品を発表。
クラフトフェア:アリィの冬と夏、静岡手創り市、Village三島楽寿園、雑司ヶ谷手創り市、陶と暮らし 参加。